チョルノービリ原発周辺自治体 事故の復興で双葉町と協定へ

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チョルノービリ原発周辺自治体 事故の復興で双葉町と協定へ

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6月12日

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チョルノービリ原子力発電げんしりょくはつでん所、ロシア語ではチェルノブイリ原発で、“史上最悪”と言われる事故じこ発生はっせいしてからことしで40年。ウクライナにある原発周辺の自治体じちたいは、同じく原発事故じこを経験した福島県双葉町と、今月下旬にも連携れんけい協定を結び、復興ふっこうに向けた意見いけん交換や事故じこの教訓の情報じょうほう共有などを行う方向で調整を進めていることがわかりました。

連携れんけい協定を結ぼうとしているのは、ウクライナのキーウ州にあるスラブチッチ市と東京電力福島第一原発が立地する福島県双葉町です。

チョルノービリ原発から北東に50キロほど離れたスラブチッチ市は、40年前の原発事故じこのあと被災者や原発の作業さぎょう員が移り住んでできた自治体じちたいで、市長しちょうが7年ほど前に双葉町を訪問した際、事故じこからの復興ふっこうなどを協力きょうりょくして進めたいという思いを抱いたことがきっかけとなったということです。

市によりますと、ロシアによる軍事侵攻しんこうで日本から関係者を招くのが難しいことから、今月下旬にもオンラインで締結式を開く予定です。

2つの自治体じちたいは今後、協定を通じて、復興ふっこうに向けた取り組みについての意見いけん交換や事故じこの教訓の情報じょうほう共有、それに住民どうしの交流を進めることにしています。

チョルノービリ原発と福島第一原発の国際的な基準に基づく事故じこの評価は、いずれも最悪の「レベル7」、「深刻な事故じこ」とされていて、チョルノービリ原発の周辺ではいまも高い放射線量が計測され、半径30キロ以内の区域は立ち入りが厳しく制限されたままです。

スラブチッチ市長しちょう「友好関係に大きな期待」

NHKのオンラインインタビューに応じたスラブチッチ市のユーリ・フォミチェフ市長しちょうは、7年ほど前に福島県双葉町を訪れた時から、連携れんけい協定の構想を描いていたものの、ロシアによる軍事侵攻しんこうの影響などで実現が遅れていることを明らかにしました。

今回の協定については、「原発事故じこを経験した自治体じちたいどうしとして、お互いをとてもよく理解できる。この友好関係に大きな期待を寄せていて、必ず成功させられると確信している」と述べました。

その上で、被災者や作業さぎょう員などが集まって誕生したスラブチッチ市として、「帰還した住民を地域社会に再統合するプロセスについて、双葉町の運営や人々から学ぶべき点がある。双葉町の発展のあり方や互いにどのように助け合えるかを模索していくことは非常に興味深い」と語りました。

また、フォミチェフ市長しちょうは「事故じこから40年ほどたった今でも、放射線や汚染について質問され続けている」と述べ、事故じこ後の風評や不安と向き合う経験についても互いに学び合いたいとしています。

そして、「協定は住民どうしの交流がなければ成功しない」として、今回の協定について多くの若い世代がSNSなどを通じて関心を寄せてくれることに期待を寄せていました。

スラブチッチ市とは

ウクライナのキーウ州にあるスラブチッチ市は、1986年4月に起きたチョルノービリ原発事故じこのあと、原発の近くのプリピャチ市から避難した人たちの新たな居住地として建設された都市です。

チョルノービリ原発から北東に50キロほど離れた場所にあり、市によりますと、スラブチッチ市の今の人口はおよそ2万4000。

このうちおよそ1万人がチョルノービリ原発の安全管理や廃炉作業さぎょうに関わっている人やその家族だということです。

市と原発は隣国のベラルーシ領内を経由する鉄道で結ばれ、45分ほどで通えたということですが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻しんこうのあと鉄道は利用できなくなり、いまではバスで片道6時間半かけて通う作業さぎょう員もいるということです。

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いけん

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