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5月27日
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大阪地検特捜部で取り調べを担当した検事が、机をたたいて罵倒し続けたなどとして、特別公務員暴行陵虐の罪に問われている事件で、検事側が裁判で無罪を主張する方針を示していることが、関係者への取材でわかりました。
2019年、学校法人の土地の取り引きをめぐる横領事件で捜査を担当した当時、大阪地検特捜部の田渕大輔検事(54)は、関係者への取り調べで机をたたいて罵倒し続けたなどとして、特別公務員暴行陵虐の罪に問われています。
この裁判に向けた裁判所などとの協議で、検事の弁護士が無罪を主張する方針を示していることが、関係者への取材でわかりました。
取り調べの録画には、検事が「検察なめんなよ」などと迫る様子が記録されていて、こうした検事の言動が、精神的、身体的に苦痛を与える「陵虐」にあたるかどうかが争点になるとみられます。
また、協議では初公判をことし7月に開く方向で調整しているということです。
この裁判は、公務員による犯罪の疑いを告発したものの不起訴になった場合に、裁判所に刑事裁判を開くよう求めることができる「付審判請求」を経て準備が進められています。
経緯は
問題となった取り調べは大阪の不動産会社「プレサンスコーポレーション」の社長だった山岸忍さんの部下に対して行われました。
部下は横領事件への山岸さんの関与を否定していましたが、田渕検事は机をたたきながら「うそだろ」と述べたり、「検察なめんなよ」などと強い口調で迫ったりしました。
また、「会社の評判をおとしめた大罪人ですよ」とか、「会社の損害を賠償できます?10億、20億じゃすまないですよね」などとも発言し、その後、部下は一転して山岸さんの関与があったことを示す供述をするようになりました。
そして、山岸さんは、逮捕・起訴されましたが、裁判で無罪が確定しました。
山岸さんを無罪とした大阪地方裁判所は部下の供述について「内容が真実か疑いが残る」として信用性を否定しました。
また、田渕検事の取り調べについては「関係者に必要以上に強く責任を感じさせ、真実とは異なる内容の供述をする強い動機を生じさせかねない」と厳しく指摘しました。
山岸さんは田渕検事が違法な取り調べをしたと主張して刑事告発しましたが、大阪地検は、嫌疑不十分で不起訴にしました。
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