人気レッサーパンダの風太が23歳 子孫は80頭に 千葉

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人気レッサーパンダの風太が23歳 子孫は80頭に 千葉

发布时间

7月6日

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背筋を伸ばして後ろ足で立ち上がる姿で人気を集めた、千葉市動物公園のレッサーパンダ「風太」が5日、人間で言えば100歳を超えると推定される23歳を迎え、集まったファンが誕生日を祝いました。

誕生日の5日、千葉市動物公園にはおよそ500人のファンなどが集まり、風太の体調などを考慮して飼育部屋と園内に設けられたモニターを中継でつなぐ形で誕生日会が行われました。

動物公園によりますと、23歳の風太は人間で言えば100歳を超えていると推定され、現在、飼育されているレッサーパンダの中で世界最高齢だということです。

中継では、飼育員からサツマイモやリンゴなどで作られた特製のバースデーケーキがプレゼントされると、風太はサツマイモだけ食べ、会場に集まった人たちは温かく見守っていました。

この日は風太の展示は行われない予定でしたがー

体調がよかったことからセレモニーのあと、展示エリアでファンの前に姿を現し、端から端までゆっくり歩いて多くの人を楽しませていました。

担当飼育員の伊藤泰志さんは「誕生日を無事迎えられて、お祝いできてよかったです。無理なく、のんびりとくつろぎながら過ごしてほしい」と話していました。

立ち上がる姿で人気者

風太は2003年7月5日に静岡市の日本平動物園で生まれ、翌年から千葉市動物公園で飼育されています。

注目を浴びたのは2005年で、背筋をぴんと伸ばして2本足で立ち上がる姿がニュースで紹介され、写真集が出版されたりテレビのコマーシャルに登場したりして「着ぐるみのようだ」と一躍、人気者になりました。

また、レッサーパンダはもともと立つことができる動物ですが、風太の人気が高まるにつれてほかの動物園でも「立ったまま歩いた」といった報告が相次ぐようになり、レッサーパンダそのものの知名度向上にも貢献しました。

高齢のため2020年を最後に立ち上がることはなくなったということですが、動物公園内には風太の石像が作られ、千葉市役所の受付には風太の人形が飾られるなど、シンボル的存在となっています。

飼育されているレッサーパンダの寿命は15年から20年ほどと言われ、動物公園によりますと23歳の風太は人間で言えば100歳を超えていると推定され、食欲旺盛で目立った病気などはないということです。

風太は現在、飼育されているレッサーパンダの中で世界最高齢だということです。

また、来年7月末には、24歳21日まで生きて世界最高齢を記録した北九州市「到津の森公園」のオスのレッサーパンダ「楠」の記録を更新することも期待されています。

風太の子孫は80頭 国内飼育の実に5分の1が風太の子孫

風太は10頭の子どもをもうけ、孫やひ孫、やしゃごを含め子孫は80頭にのぼり、全国や海外にも広がりました。

2006年に風太とメスの「チィチィ」との間に双子が誕生し、そのあとも立て続けに風太の子どもが生まれました。

このうち7頭は北海道や鹿児島県などの動物園に移され、国内でのレッサーパンダの繁殖に貢献しました。

レッサーパンダの個体情報管理している静岡市の日本平動物園によると、現在国内で飼育されているレッサーパンダの5分の1が風太の子孫だということです。

また、野生のレッサーパンダは環境破壊などの影響で絶滅の危機にあるとされていて、風太の息子の「コウタ」は2014年に南米のチリに、孫の「ミライ」が2023年に台湾に送られ、種を保存するうえで重要な役割を果たしているということです。

現在、千葉市動物公園には風太の孫にあたるメスが3頭いて、風太のようによく立ちあがるレッサーパンダもいるということです。

風太を応援し続けているファンは

20年近く風太を応援し続けているファンでみずからを「風子」と名乗るのが中野志保さん(47)です。

中野さんは、千葉市動物公園と協力して、レッサーパンダのガイドをしたりグッズの製作をしたりしてきました。

5日行われた誕生日セレモニーにも、風太の顔がプリントされたシャツやレッサーパンダのカチューシャを着けて訪れていました。

中野さんは風太が23歳を迎えたことについて、「風太さんがここまで一歩一歩年月を積み重ねてきたということが本当にすごいなと思います。みんなに注目される存在として生きてほしいし、毎日しっかり食べて生きてくれているのが本当に感動します」と話していました。

中野さんは都内に住んでいますが、千葉市内のマンションの部屋を借り、今も週に3回ほど風太やその孫たちを見るために動物公園に通っているということです。

全国にいる風太の一族も長年観察してきた中野さんは、風太がレッサーパンダの種の保存にも貢献してきた功績があることを知ってもらおうと、2022年に風太やその家族の日常を描いた漫画も出版しました。

中野さんは「いつまでも私の希望であってほしいし、みんなに愛される存在であり続けてほしいなと思っています」と話していました。