「スロースリップ」活発な領域 東北沖で拡大か 地震への備えを

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「スロースリップ」活発な領域 東北沖で拡大か 地震への備えを

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7月2日

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先月25日、岩手県沖で発生はっせいしたマグニチュード7.2の地震じしんについて専門家が分析ぶんせきしたところ、プレート境界がゆっくりずれ動く「スロースリップ」が地震じしん前から活発に起きていたとみられることがわかりました。専門家は、今回の地震じしんを引き起こした可能性があると指摘した上で活発なスロースリップの領域が東北の沖合で広がっているおそれがあることから、地震じしんへの備えを続けるよう呼びかけています。

先月25日、岩手県沖でマグニチュード7.2の地震じしん発生はっせいし、青森県で最大ピーク震度じしん6強の激しい揺れを観測しましたかんそく

岩手県沖では1日夜午後9時すぎにもマグニチュード6.0の地震じしんがあり、青森県と岩手県で震度じしん4の揺れを観測しましたかんそく

地震じしんのメカニズムに詳しい東京大学だいがく地震じしん研究所けんきゅうの内田直希教授は、先月25日の地震じしんは陸と海のプレートの境界がゆっくりとずれ動く現象、「スロースリップ」が影響えいきょうしたと考えています。

内田教授が分析ぶんせきした結果けっか震源しんげんの周辺ではことし4月に三陸沖で発生はっせいしたマグニチュード7.7の大地震じしん影響えいきょうで、スロースリップの活動が活発になっていたとみられることがわかりました。

スロースリップは周辺のプレート境界にひずみを加える影響えいきょうを及ぼすと考えられていて、内田教授は、先週の地震じしんが一連の活動で引き起こされた可能性があると指摘しています。

さらに内田教授は、スロースリップが活発に起きている領域が東北沖で拡大かくだいし、1994年に起きた「三陸はるか沖地震じしん」の震源しんげん域の南側や西側に広がっている可能性があるとして震源しんげん域に与える影響えいきょうを懸念しています。

内田教授は「次の地震じしんがどのような規模になるかは予測できないが、これまでに起きた規模やそれ以上の規模の地震じしんが起きるおそれはある」と述べた上で、地震じしんが起きやすい状況が続いているとして備えを続けるよう呼びかけています。