米とイラン協議始まる 仲介国も参加しスイスで 覚書の署名後初

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米とイラン協議始まる 仲介国も参加しスイスで 覚書の署名後初

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6月21日

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アメリカとイランの戦闘終結に向けた覚書の署名後、初めての協議きょうぎがスイスで始まりました。イランは、レバノンでの停戦ていせん違反を訴え、ホルムズ海峡の再封鎖を主張していて、今後、協議きょうぎが順調に進むかが焦点です。

アメリカとイランは、先に署名した戦闘終結に向けた覚書で、60日間の期限を設けて交渉こうしょうし最終合意ごういを目指すとしており、仲介国パキスタンの外務省は、両国の協議きょうぎがスイスのビュルゲンシュトックで21日に行われると発表はっぴょうしました。

アメリカのバンス副大統領はスイスに21日到着し、イランの国営メディアによりますと、イラン議会ぎかいのガリバフ議長やアラグチ外相がいしょうなどの代表団も21日、到着しました。

そして、カタール外務省は、日本時間の21日夜、協議きょうぎが始まったと発表はっぴょうしました。

協議きょうぎには、アメリカ、イランに加え、仲介国のカタールとパキスタンの代表が参加さんかするとしています。

冒頭、バンス副大統領は「きょうは実務的な交渉こうしょうの始まりで、これですべての意見いけんの相違が解決されるわけではない。だが、初めてチームとして集まり、それぞれの当事者にとって何が最も重要なのかを見極め、 それらの問題を解決し、よりよい未来を切り開くことができるようになる」と述べて、協議きょうぎの意義を強調しました。

一方、議題について、バンス副大統領はアメリカを出発する前「核問題やレバノンの停戦ていせん問題で進展を期待している。この2つはわれわれが注力すべき大きな課題だ」と述べました。

ただ、イランの中央司令部は20日、「ホルムズ海峡は封鎖される」とする声明を発表はっぴょうしました。

アメリカ中央軍は否定していますが、イラン側の声明では、覚書で合意ごういされたレバノンを含む戦闘の終結について、アメリカが履行を怠っているとして、レバノンでのイスラエル軍の停戦ていせん違反を訴えています。

レバノンでは、アメリカとイランの覚書の署名後も、イスラエル軍と、イランが支援するイスラム教シーア派組織ヒズボラの間で戦闘が続き、両者は19日、停戦ていせん合意ごういしましたが、20日も戦闘は続きました。

レバノンの国営通信は20日、レバノン側の死者はイスラエル軍との間で戦闘が再開したことし3月2日以降、4000人を超えたと伝えています。

イラン外務省のバガイ報道官は、21日、国営メディアに対し「今回の協議きょうぎは、覚書の履行状況のフォローアップに焦点を当てている」と述べ、レバノン情勢が主要議題になるとの見通しを示し、協議きょうぎが順調に進むかが焦点となっています。

バンス副大統領 “イランの出方しだいでは関係を変えられる”

協議きょうぎの冒頭、アメリカのバンス副大統領は記者団に対し「われわれが追求していることは極めて明確だ。外交を通じて中東を変革していくことだ。これまでイランと湾岸諸国は戦争状態だったり、少なくともとても非友好的な関係だったりしてきた」と述べました。

また「トランプ大統領がわれわれに求めているのは、新たな1ページを開き、イラン国民との関係を転換することだ。そして、イランの国民に向けて『もしイランの指導部が、地域の不安定要因となることをやめ、長期的に核兵器開発の野心を放棄する意思があるならば、アメリカはイランとの関係を根本的に変革する用意がある』と伝えることだ」と述べ、イランの今後の出方しだいでは2国間の関係を変えられると主張しました。

その上で「きょうは実務的な交渉こうしょうの始まりで、これですべての意見いけんの相違が解決されるわけではない。だが、初めてチームとして集まり、それぞれの当事者にとって何が最も重要なのかを見極め、それらの問題を解決し、よりよい未来を切り開くことができるようになる」と述べて、協議きょうぎの意義を強調しました。

一方、イスラエルとレバノンのヒズボラの戦闘が続いていることについては「この数日間でレバノンで停戦ていせんを維持する取り組みに大きな進展が見られた。こうした事態は常に多少の混乱を伴うものだ。大統領は地域の和平に尽力していて、われわれは、課題の解決に向けて懸命に取り組んでいるのだ」と述べました。

イラン ガリバフ議長「米の脅し何とも思わず」

イラン側の交渉こうしょう団を率いるイラン議会ぎかいのガリバフ議長は、21日、SNSを更新し「われわれは、アメリカの脅しなど何とも思っていない。彼らは発言に気をつけたほうがいい。われわれの部隊は異なる手段で応じる用意ができている。実際に行動を起こすのはわれわれだ」などとして、トランプ大統領の発言などを念頭にアメリカに反発し、強くけん制したものとみられます。

イラン代表団 協議きょうぎ会場での握手や写真撮影を拒否か

イランの革命防衛隊とつながりのあるタスニム通信は、アメリカとの協議きょうぎの開始にあたりアメリカ側や仲介国が冒頭に握手や写真撮影の機会を設けようとしたものの、イラン側が形式的な演出を拒否したと、代表団に近い関係者の話として伝えています。

会場では、仲介国パキスタンのシャリフ首相などが、関係者を迎え入れあいさつする様子が確認できましたが、イランのアラグチ外相がいしょうは、会場で一度、シャリフ首相とあいさつを交わしたもののすぐに退席するような様子が見られました。

トランプ大統領 イランをけん制 協議きょうぎ開始後にSNSで

トランプ大統領は21日、アメリカとイランの協議きょうぎがスイスで始まったあとSNSへの投稿で、イランが支援しイスラエルとの戦闘が続くイスラム教シーア派組織ヒズボラを念頭に、「イランは、イランから多額の報酬を受け取ってレバノンで問題を起こしている『代理勢力』を直ちに止めなければならない。そうしなければ、先週と同じようにイランを激しく攻撃する。今度はさらに激しくだ」としてイランをけん制しました。

アメリカとイランが署名した覚書では、レバノンを含む戦闘の終結が合意ごういされていて、アメリカは、イスラエルとヒズボラ双方に自制を呼びかけていますが、20日も戦闘が続きました。

トランプ大統領の発言は「威嚇で合意ごうい違反」イラン側反発

イランのタスニム通信は21日、「イランの代表団は、アメリカのトランプ大統領による最近の威嚇に対してアメリカ側に抗議した。適切な対応を検討している」と伝えました。

その上で「覚書の1つ目の項目によればいかなる威嚇も重大な違反にあたる」と強調しています。

イランとアメリカが合意ごういした戦闘終結に向けた覚書では最初の項目で「武力による威嚇、または武力の行使を控える」などとされています。

タスニム通信は、トランプ大統領のどの発言を受けたものかは具体的には報じていませんが、情報筋の話として大統領の威嚇によってスイスでの協議きょうぎは停止し、継続にも疑念が生じたなどと伝え、強く反発しています。

合意

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ごうい

goui

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