アメリカとイランの署名式 19日にスイス中部で開催予定

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アメリカとイランの署名式 19日にスイス中部で開催予定

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6月17日

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アメリカとイランの戦闘終結に向けた覚書の署名式について、スイス外務省は現段階で19日に中部のビュルゲンシュトックで行う予定だと明らかにしました。一方、イスラエルは16日もレバノン南部で攻撃を続け、今後の協議きょうぎへの影響えいきょうも懸念されます。

アメリカとイランの戦闘終結に向けた覚書の署名式について、スイス外務省の報道ほうどう官は16日、NHKの取材しゅざいに「現段階では今月19日にスイスのビュルゲンシュトックで行われる予定だ」と明らかにしました。

ビュルゲンシュトックはスイス中部にあり、おととしにはウクライナ情勢をめぐる各国の首脳級の国際会議かいぎが開かれていて、今回は仲介を務めるパキスタンやカタール、それにアメリカ、イランからの提案ていあんだということです。

トランプ大統領は15日、署名式が行われる19日にはホルムズ海峡は完全に開放されると主張し、バンス副大統領は署名式だけでなくイランとの実務的な協議きょうぎ開始かいしするとしています。

またイランのアラグチ外相がいしょうは16日、「19日に協議きょうぎの新たな段階が始まるかいまく。最終合意ごういに達するために60日間継続けいぞくされ、最終合意ごういでは核問題や制裁解除に関する決定が下される」と述べました。

ただ焦点の1つとなっているホルムズ海峡については今後の協議きょうぎに向けた立場の違いも明らかになっています。

アメリカ政府高官は通航する船舶はまずは60日間、通航料を徴収されることはないとした上で「その点が最終的な合意ごういに含まれると見込んでいる」と述べて、60日間を過ぎたあとも通航料が徴収されないように協議きょうぎを進めていく考えを示しました。

一方でイラン外務省のバガイ報道ほうどう官はホルムズ海峡について今後、イランとオマーンが提供するサービスの対価としての料金を徴収する考えを示しています。

アメリカとイランの協議きょうぎが大きな節目を迎えるなか、イスラエルはイランが支援する隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻撃を続け、レバノンの国営通信は16日も南部で攻撃があり、これまでに4人が死亡し複数のけが人が出ていると伝えました。

ロイター通信によりますとヒズボラはイランからアメリカとの協議きょうぎでイスラエル軍のレバノン撤退を要求するとの確約を受けたとした上で「イスラエルが撤退しないかぎり、イランとアメリカの間で核問題に関する合意ごういは成立しない」と話したということで、レバノンでの情勢が今後の協議きょうぎに与える影響えいきょうも懸念されます。

「署名後ただちにイラン石油販売可能に」米報道ほうどう

アメリカとイランの戦闘終結に向けた覚書に関して有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは16日、関係者の話としてアメリカは署名と同時にイランの石油販売に関する制裁を緩和し、イランが即座に石油や燃料の販売を始めることを認める方針だと伝えました。

一方、トランプ政権の高官は制裁の緩和が継続けいぞくされるかどうかは、ホルムズ海峡の開放や核開発計画といった問題に関するアメリカの要求にイランがどのように対応するかしだいだと述べたということです。

またイランは凍結された資産をただちに利用することはできないとしています。

アメリカ議会などではイランへの圧力を弱めることへの反対意見が根強くありますが、記事では専門家の見方として「イランに石油輸出を認めることはアメリカが持つ重要な圧力手段を譲歩することになるが、ホワイトハウスはホルムズ海峡を開放するにはこの手段をあきらめざるをえないと考えたのだろう」と伝えています。