新しい防災気象情報スタートへ 住民主体の避難を

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新しい防災気象情報スタートへ 住民主体の避難を

发布时间

5月25日

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警報けいほう注意報ちゅういほうなどを災害さいがいの種類や警戒レベルごとに再編した新しい防災気象情報きしょうじょうほうが5月28日から発表はっぴょうされます。何が変わり、私たちはどのようなことに気を付けたらよいか、解説します。(宮原豪一解説委員)

みみより!解説 新しい防災気象情報きしょうじょうほうスタートへ 住民じゅうみん主体の避難ひなん

みみより!解説 新しい防災気象情報きしょうじょうほうスタートへ 住民じゅうみん主体の避難ひなんを 初回放送ほうそう日 5月21日(木)午後0:20 配信期限 5月28日(木)午後0:28

現在の防災気象情報きしょうじょうほう「建て増しを重ねた家屋」

現在の防災気象情報きしょうじょうほうは、災害さいがいが起きるたびに新しく追加されたり修正されたりしてきたため、いわば「建て増しを重ねた家屋」のように情報じょうほう量が多く、住民じゅうみんにとってわかりにくい情報じょうほう体系となっていました。 例えば、土砂災害どしゃさいがいは、「警報けいほう」や「特別警報けいほう」のほかに「警戒情報じょうほう」があり、名称が統一されていません。また洪水こうずいも、かわごとの情報じょうほうと、市町村ごとの情報じょうほうがそれぞれ発表はっぴょうされていました。 そのため、新しい防災気象情報きしょうじょうほうは、次のように変更されます。

ポイントは「警戒レベル」

まず警報けいほう注意報ちゅういほうなどの名称に「警戒レベル」が付与されます。 そしてレベル5は特別警報けいほう、レベル4は危険警報けいほう、レベル3は警報けいほう、レベル2は注意報ちゅういほうというように、4つの災害さいがいが警戒レベルごとに整理されました。

このうち注目してほしいのが、特別警報けいほう警報けいほうの間に新たに「危険警報けいほう」が設けられた点です。 これは自治体が避難指示ひなんを出す目安とされるレベル4の情報じょうほうで、たとえば「レベル4土砂災害どしゃさいがい危険警報けいほう」とか「レベル4氾濫危険警報けいほう」というように発表はっぴょうされます。

「危険警報けいほう」は耳慣れない名称であるため、国や自治体は新たな名称を広く周知していく必要がありますが、大切なのは「レベル」です。 「レベル4までに危険な場所から必ず避難ひなんする」ということを意識して行動することが大切です。

線状降水帯の直前予測も始まる

このほか、近年、各地で大きな被害をもたらしている「線状降水帯」については、新たに直前予測の発表はっぴょうが始まります。発生が見込まれる地域に対して、2~3時間前を目標に情報じょうほうが出されるようになります。文章情報じょうほうだけでなく、マップでも危険性のあるエリアが気象きしょうじょうほう庁のホームページなどで発表はっぴょうされる予定です。

混乱の中 防災気象情報きしょうじょうほうが伝わらない場合も…

こうした新しい防災気象情報きしょうじょうほうを受け取ったら、すぐに行動に移すことが大切ですが、それだけでは十分ではありません。こうした情報じょうほうが手元に届く前に災害さいがいが起きるケースも想定しておく必要があります。

2018年の西日本豪雨で大きな被害を受けた愛媛県の住民じゅうみんを対象に専門家が行ったアンケート調査では、防災情報じょうほうを伝える防災行政無線が、雨や風の音などで「聞き取れなかった」という回答が4割に上っていました。つまり、混乱の中では防災気象情報きしょうじょうほうが必要な住民じゅうみんにすぐに伝わらないという事態も考慮する必要があります。

主体的な避難ひなん行動につなげる「避難ひなんスイッチ」

そこで、新しい防災気象情報きしょうじょうほうに組み合わせていただきたいのが、住民じゅうみんみずからが危険に気付き、主体的な避難ひなん行動につなげる「避難ひなんスイッチ」という取り組みです。

災害さいがい情報じょうほうに詳しい香川大学の竹之内健介准教授らが提唱していて、災害さいがい時に避難ひなんを始める目印をあらかじめ地域で決めておくという取り組みです。 例えば、「近くのかわの水位が一定の高さに達した」とか、「ふだん見えているかわの中の岩が見えなくなった」などといったことがあげられます。 危険な場所までわざわざ近づいて見に行ってはいけませんが、こうした異変に気付いたら地域で声をかけ合い、迅速な避難ひなんにつなげるというねらいです。

避難ひなんスイッチ」を活用する地域では

この「避難ひなんスイッチ」の取り組みを具体的に進めているのが、約800人が暮らす高知県四万十町の大正地区です。 山に囲まれていて、大雨の際は土砂災害どしゃさいがいのリスクが懸念されています。

この地区では、2018年から竹之内准教授とともに話し合いを行い、あわせて8か所の「避難ひなんスイッチ」を設定しました。

例えば、水路を流れる水の量が急に増えたり、泥で濁ったりした場合は要注意です。山からの水が集まる場所にあるため、水とともに土砂が一気に流れ下る土石流が発生し、集落に被害をもたらすおそれがあります。

また、周囲より低い場所にある道路が、急な大雨で浸水が始まった場合は、周辺の民家に広がるおそれがあります。

地区にはひとり暮らしのお年寄りも多く住んでいるため、こうした「避難ひなんスイッチ」の近くに住む人が変化を確認した場合は、それぞれの班の自主防災組織の担当者に連絡を入れ、1軒ずつ訪問して避難ひなんを呼びかけることにしています。

竹之内准教授は「防災気象情報きしょうじょうほう避難ひなん情報じょうほうを待っているだけでは遅いケースもたくさんある。そういう時は『これは自分たちが行動しないといけない状況だ』ということをスイッチから気付いて行動していただく。防災気象情報きしょうじょうほうとの組み合わせが大切かと思います」と話していました。

大正地区では、スイッチをまとめた独自のマップも作成しています。このマップをそれぞれの家庭に配布し、毎年9月にはスイッチを活用した避難ひなん訓練も行って大雨災害さいがいに備えているということです。スイッチを作るだけでなく、地域で共有していくことが大切です。

新しい防災気象情報きしょうじょうほうと組み合わせて迅速な避難ひなん

竹之内准教授は、住民じゅうみんたちが災害さいがいのイメージを共有しやすいこうした「地域の判断基準」と「新しい防災気象情報きしょうじょうほう」を組み合わせていくことで、迅速な避難ひなんにつながると話していました。

5月28日から新たな防災気象情報きしょうじょうほう発表はっぴょうが始まりますが、災害さいがい時に実際に行動するのは住民じゅうみん自身です。 一人ひとりがこの情報じょうほうの生かし方を考えるとともに、地域で災害さいがいのイメージを共有し、主体的な避難ひなんにつなげてほしいと思います。

洪水

N2名詞

こうずい

kouzui

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  1. 1洪水
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