この夏も気温高い見込み 梅雨期は多雨のおそれ 気象庁

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この夏も気温高い見込み 梅雨期は多雨のおそれ 気象庁

发布时间

5月19日

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気象庁発表した3か月予報によりますと、6月から8月にかけての夏の天候は、全国的に平年よりも気温が高く、厳しい暑さとなる見込みです。気象庁は暑さへの対策を進めるとともに、梅雨の時期は平年より降水量が多くなるおそれもあるとして、備えを呼びかけています。

気象庁は19日、6月から8月にかけての夏の天候の見通しを発表しました。

このうち平均気温は、北日本から沖縄・奄美にかけて全国的に「高い」と予想されています。

フィリピン付近の海上で積乱雲が発生しやすくなり、日本付近への太平洋高気圧の張り出しが強まるためで、去年ほどの記録的な暑さまでは予想されていないものの、かなりの高温になる見込みだということです。

降水量は北日本から沖縄・奄美にかけて全国的に「ほぼ平年並み」と予想されていますが、梅雨の時期には前線が北上しやすくなり、北日本から西日本にかけて平年よりが多くなるおそれもあるとしています。

また、南米・ペルー沖の赤道付近の海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」が夏までに発生する可能性が高く、台風発生する海域が南東側にずれて、平年よりも勢力が強い状態で日本に接近しやすくなる可能性もあるとしています。

気象庁異常気象情報センター 中三川 浩 予報官 「すでに35度以上の猛暑日を観測しているが、本格的な暑さはこれからだ。エアコンを適切に使用するなど熱中症対策を心がけてほしい。また、梅雨の時期には例年、大雨となることがあるので、十分注意してほしい」

ことしの「エルニーニョ現象」 日本に猛暑もたらす可能性

ペルー沖の赤道付近の海面水温が平年より高くなり、異常気象の要因と考えられている「エルニーニョ現象」について、気象庁はことしの夏までに発生する可能性が高いと予想しています。

発生すると日本に冷夏をもたらす傾向があると知られていますが、専門家は、ことしの夏は複数の要因が重なり、日本に猛暑をもたらす可能性があると指摘しています。

暑い夏をもたらす要因が複数重なる可能性

エルニーニョ現象とは、南米・ペルー沖の赤道付近の海面水温が平年より高くなる現象で、大気中に大量の熱を放出し、世界各地で熱波や干ばつといった異常気象を引き起こしてきました。

この時、フィリピンの東の赤道付近の海面水温が平年よりも低くなることで、日本付近への高気圧の張り出しを弱めて冷夏をもたらす傾向があるとされています。

気象庁はことしの夏までにエルニーニョ現象が発生する可能性が高いと予想していますが、JAMSTEC=海洋研究開発機構の土井威志主任研究員は、「今回予測されているエルニーニョ現象は典型的なパターンではない」と指摘しています。

土井主任研究員がスーパーコンピューターで行ったシミュレーションでは、ことしの6月から8月の夏の期間、海面水温が平年より高くなる領域が、典型的な「エルニーニョ現象」よりも西に広がり、本来は水温が下がるはずのフィリピンの東の赤道付近にまで及ぶとしています。

この影響で、日本付近への高気圧の張り出しが強まり晴れる日が多くなるとともに、大量の熱が海から大気へと放出されて、日本を含む地球全体の気温が押し上げられることが想定されるということです。

さらにはインド洋西部の赤道付近の海面水温も、夏には平年より高くなる見込みだということです。

「正のインド洋ダイポールモード現象」と呼ばれ、日本付近の高気圧の張り出しがさらに強められるうえ暖かい空気も入りやすくなり、日本に暑い夏をもたらす要因が複数重なると考えられるということです。

これらの現象が重なった2023年の夏には日本各地で猛暑が相次ぎ、夏の平均気温は平年と比べて1.76度高くなり、当時としては統計を取り始めてから最も高い気温となりました。

土井主任研究員 「ことしの夏の熱帯の海面水温は2023年とよく似た状況が予想されていて、日本は記録的な暑さとなる可能性がある。地球温暖化も進んでいて、エルニーニョ現象が起きれば冷夏だから大丈夫とは思わないでほしい。最大限熱中症に警戒してほしい」

「スーパーエルニーニョ」は?

また、ペルー沖の海面水温が夏以降も上昇すると予想されていて、「スーパーエルニーニョ」と言われるような状況になるか注目されていることについては、「発生の可能性はあるが、本格的に強まるのは秋以降とみられ、暖冬などの異常気象にも警戒が必要になる可能性がある」と話してます。

都が「東京暑さマップ」公開 地域ごとの熱中症リスクを表示

東京都は、熱中症のリスクを判断する「暑さ指数」を地域ごとに細かく表示した地図をインターネット上で公開し、熱中症対策に役立ててほしいと呼びかけています。

東京都がインターネット上で公開する「東京暑さマップ」は、気温や湿度などをもとに算出された暑さ指数を表示します。

マップでは、東京都の全域を1キロメートル四方ごとの地域に区切り、熱中症の危険度に応じて、暑さ指数を「ほぼ安全」から「災害級の危険」までの16段階に色分けして示します。

熱中症のリスクが高い時間帯や高い日をあらかじめ把握してもらおうと、暑さ指数は、1時間ごとの予測を48時間先までと、1日ごとの最高値の予測を7日先まで表示することができます。

また、スマートフォンで見る場合は、位置情報を活用することで現在いる場所の暑さ指数をチェックすることが可能です。

東京都はこのマップを令和7年から公開していて、利用者からの要望を受けて暑さ指数をより細かく色分けして示すようにするなど改良し、ことしは5月15日から公開しています。

東京都環境都市づくり課 吉野正禎課長 「外出する前や、今後の予定を立てる時にこの『暑さマップ』を参考にしてもらい、日傘を持ったり必要に応じて行き先を見直したりするなど、熱中症の対策に役立ててほしい」